毒親との話② 夢を言えない小学生
今日は昔の話。
前回からかなり間があいてしまった。
まとめると、かなり幼い頃から甘えられなかったなと。
抱き締められた記憶が全くないのだ。
どこに行っても良い子で大人しい子。
褒められることも多かったが、これが小学生くらいになると大人しい方がおかしくなる。
親からも「他の人の前で話しなさい。」「どうして誰かがいると話さないの?」と言われるようになってしまう。
何と言うか、何を話したら良いのか分からないのだ。
幼い頃に「あれは言っちゃダメ。」「それを言ったら恥ずかしい。」など親から言われることが多く、何が普通で、何がおかしいのか、分からなかったのだ。
特に困ったのが将来の夢。
小学生低学年の夢なんて頼もしくて自由だ。
女の子なら、お花屋さん、ケーキやさん、お姫さまと答える子もいるだろう。
男の子なら、スポーツ選手、ヒーロー等々。
私の場合、親に言わされていた。
小さい子供が現実的な職業を言っていた。
私に夢を考える機会なんて与えられなかった。
ちなみに小学校中学年~高学年の頃には、「将来の夢を聞かれたら答えるな」と言われていた。
この記事を読んでくださっている方、どうしてだと思いますか?
「どうして?」と言った私に親が放った一言。
「だって、夢を叶えられなかったら恥ずかしいでしょ?」
「○○ちゃんは☆☆になりたいって言ってたのに叶えられなかったねって他の人から言われてしまうんだよ?」
小学生の私は、それは大変なことだと思った。
私は夢を言えない子供になった。
もちろん、卒業文集にも具体的に書いていない。
親に言われた通り、叶えられないと恥ずかしいと思ったから。
今思えば、もう支配下にあったのだ。